蔵王山・安達太良山をめぐる3泊4日|御釜、爆裂火口/蔵王温泉「蔵王国際ホテル」、岳温泉「光雲閣」|日本百名山#32#33 (2026年6月)

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山形・蔵王山と福島・安達太良山、2つの日本百名山を巡る3泊4日の東北遠征。絶景の稜線歩きと名湯、長距離ドライブも満喫した旅を紹介します。

この記事を書いた人

愛知県を拠点に夫婦で日本百名山めぐり中、登山記録などを発信。
私は47歳から登山を始め、夫は57歳から運動をスタートした。
体力に自信がないので「無理のない安全登山」を大切にしながら計画。
これから登山を始めたい方、同世代で百名山に挑戦してみたい方の参考になれば幸いです。

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目次

蔵王山、安達太良山を選んだ経緯

4月に夫が手術を受け「汗をかいてはいけない」という制約があり、約2か月間ほとんど運動ができなかった。その結果、体力はすっかり低下してしまった。

まずは歩行時間1時間程度の低山からリハビリ登山を始め、少しずつ距離を延ばしていき、3時間程度の山まで歩けるようになった。いよいよ百名山に挑戦しようということになり、現在の体力でも無理なく登れる歩行時間3時間前後の山を探した結果、蔵王山と安達太良山を選んだ。

今回、初めての東北遠征。登山そのものよりも悩んだのは、愛知県から東北までどう移動するかだった。

マイカーなら登山口まで直接アクセスでき、荷物もたくさん積めるという大きなメリットがある。しかし、片道10時間以上の長距離運転になる。一方、新幹線や飛行機を利用すれば移動時間は短縮できるものの、現地ではレンタカーが必要になる。

いろいろ検討した結果、二人で交代しながら運転してマイカーで向かうことにした。実際の移動時間は約11時間。決して楽ではなかったが、途中でさまざまなサービスエリアに立ち寄り、ご当地のお菓子や名物グルメを楽しみながら進む道中は、とても思い出深い時間となった。

振り返れば、今回の遠征は登山だけでなく、東北までの長い道のりそのものも旅の楽しみの一つだった。登山以上に移動のほうが大変だったかもしれないが、それも含めて忘れられない百名山挑戦のスタートとなった。

米山SA
道の駅「関川」のポスター
道の駅で買った 双子ゆでたまご
豊栄SAの自動芝刈り機

蔵王山、安達太良山をめぐる3泊4日の旅程

■ 1日目(6月5日・金)|東北へ移動
04:30 愛知県を出発
15:30 蔵王国際ホテル到着

■ 2日目(6月6日・土)|蔵王山登山・福島へ移動
07:00 朝食
08:00 ホテル出発(ロープウェイまで徒歩約5分)
08:30 ロープウェイ・ゴンドラ乗車
09:10 登山開始(地蔵山頂駅)
10:30 蔵王山(熊野岳)登頂
13:00 下山・ロープウェイ乗車
13:15 福島県へ移動
16:00 岳温泉「光雲閣」到着

■ 3日目(6月7日・日)|安達太良山登山
07:00 朝食
08:18 ホテル出発
08:50 あだたら山ロープウェイ乗車
09:03 登山開始
10:25 安達太良山登頂
13:46 下山
14:30 カフェで休憩
15:30 岳温泉「光雲閣」到着

■ 4日目(6月8日・月)|帰路
07:00 朝食
08:00頃 愛知県へ向けて出発
17:00頃 自宅到着

蔵王山の歩行ルートと標高グラフ

日本百名山 蔵王山(ざおうさん)
・標高 1,841m(熊野岳)
・歩行距離 1,841㎞
・歩行時間 3時間48分(休憩18分含)
・累積標高差 のぼり336m/くだり672m
・登山口 ロープウェイ地蔵山頂駅
・下山口 ロープウェイ樹氷高原駅
・駐車場 ロープェイ乗り場の駐車場
・トイレ ロープウェイ乗り場にあり
・登山ルート 地蔵山頂駅→熊野岳→馬の背→いろは沼→樹氷高原駅
・登山適期 6月上~10月下

安達太良山の歩行ルートと標高グラフ

日本百名山 安達太良山(あだたらやま)
・標高 1,700m
・歩行距離 9.5㎞
・歩行時間 4時間43分(休憩45分含)
・累積標高差 のぼり410m/くだり809m
・登山口 あだたら山ロープウェイ山頂駅
・駐車場 ロープウェイ乗り場にあり
・トイレ ロープウェイ乗り場にあり、携帯トイレブースあり
・登山ルート 山頂駅→薬師岳→安達太良山→爆裂火口→くろがね小屋跡→奥岳登山口
・登山適期 5月中~11月上

蔵王山の山の様子

気温15℃、あたり一面は濃い霧。
朝6時、雨音で目を覚ました。外の景色は真っ白で霧に包まれていた。せっかくの登山なのに少し気落ちしたものの、天気予報では昼頃から晴れる予報。それを信じて予定通り蔵王山へ向かった。ホテルからロープウェイ乗り場まで徒歩5分。下山後に福島県へ向かうのでマイカーにてロープウェイ乗り場まで移動した。

蔵王ロープウェイ 蔵王山麓駅

蔵王ロープウェイ乗り場の気象情報掲示板には「天候:くもり、視界良好」と表示されていた。
「これで視界良好なの?」と思ってしまうほど、周囲の景色は真っ白。山頂駅に着けば晴れているかもしれないと期待しながら出発。

蔵王山麓駅
駐車場横に、なぜか電車の展示
視界良好とのこと

蔵王ロープウェイ 樹氷高原駅

樹氷高原駅でゴンドラに乗り換えて、登山口の地蔵山頂駅を目指す。
あいかわらず景色は真っ白。

蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅

登山口の地蔵山頂駅に到着、残念ながら景色をみることができないほど真っ白。
小雨だったため、上下レインウェアを着込んで出発した。

山肌には残雪

蔵王地蔵尊

今から200年以上前にたてられた大きなお地蔵様。このお地蔵様にお参りすると願い事が叶えられ、不慮の事故からも逃れられるとのことで、年ごとに信仰者が増え、いつとはなしに隣の山まで地蔵岳と呼ばれるようになったとか。

三宝荒神山(さんぽうこうじんさん)1703m

まずは三宝荒神山へ向かう。往復で約20分。

小雨、カッパを着用して歩いた。霧が一瞬薄くなると、山頂からわずかに景色を眺めることができた。

小さなランを思わせる可憐な花があちこちに咲き、ちょうど見頃を迎えていた。名前はわからなかったが、たくさんの小さな花が咲き乱れ、霧に包まれた登山道に彩りを添える愛らしい姿が印象的だった。

三宝荒神山 山頂
地蔵山頂駅まで戻ってきた

地蔵山(1736m)

山頂は看板があるだけの広場で、ベンチが設置された休憩スポット。晴れていれば景色が楽しめるのかもしれない。

地蔵山

蔵王古道 ワサ小屋 (九合目)

「九合目」の表記を見つけたが、一から八合目はどこだったのだろう?

ワサ小屋九合目の看板

近道へ

山頂へ向かう途中に近道ルートがあり、足場はあまり良くなかったものの、もちろん近道を選択
石がゴロゴロしている地面に、小さな高山植物がたくましく咲いている。

蔵王山(熊野岳)山頂 1841m

今回の目的地、日本百名山・蔵王山(熊野岳)へ到着。
山頂には蔵王山神社があり十合目の表記もあった。
周囲は霧に包まれ、残念ながら遠くの景色はまったく見えなかった。

馬の背あっち→

山頂の避難小屋

いざ御釜をめざして

最大の見どころである御釜、馬の背に到着すると、強風と濃霧で周囲は真っ白。
期待していた景色は何ひとつ見えず、

「何もみえねーーー」状態だった。

山頂付近は気温10℃ほど。フリースにカッパを重ね着した。
風がかなり強く、6月とは思えない寒さだったため、早々に撤退することにした。

絶望、こころの目で御釜を見る(涙)
あのロープの向こうに御釜があったはず
避難小屋めざして登る
避難小屋
立ち入り禁止の札 向こうに何が?

帰路は「いろは沼ルート」で、樹氷高原駅方面へ。

笹が茂っている
登山道が崩れている
地面が崩れている

いろは沼

この日のベストスポットは間違いなく「いろは沼」

ただし道中は笹が繁茂しており、場所によっては笹をかき分けながら進む状態。
登山道の崩落箇所もあり、おすすめできるルートではないと感じた。

静かな沼と高山らしい景色が美しく、最も印象に残った場所だった。

観松平はかなり広いようだ。
もう少し奥まで見学したかったが、トイレに行きたくて早々に下山した。

いろは沼から樹氷高原駅へ

いろは沼を過ぎ、樹氷高原駅へ向かう途中にはリフトがあり、冬にはスキーやスノーボードを楽しむ人で賑わうゲレンデが広がる。

訪れたのはグリーンシーズン。ゲレンデ一面は青々とした芝生に覆われ、開放的な景色が広がっていた。

芝生の上にはイスやブランコ、ハンモックが設置され、自由にくつろげる空間になっている。雄大な山々を背景に写真を撮れば、どこを切り取っても絵になる風景。シーズンオフとは思えないほど魅力的なフォトスポットで、思わず足を止めたくなる場所だった。

冬だけでなく、緑に包まれた夏のゲレンデも蔵王ならではの楽しみの一つ。ロープウェイへ向かう道中で、のんびり景色を眺めながら過ごせる癒やしのスポットになっていた。

樹氷高原駅付近まで下ると気温は約20℃、湿度も高く、山頂の強風と寒さが嘘のような暑さだった。

持参した飲み物は温かいものばかり。冷たい飲み物を用意してこなかったことを後悔した。
氷がたっぷり入った冷たい水を一気に飲みたくなるほどで、山頂との寒暖差の大きさに驚かされた。

ロープウェイで下山すると、天気予報どおり青空が広がり始めていた。

「もう少し山頂で粘っていたら、お釜が見えたかもしれない……」

そんな思いも残ったが、高山ならではの変わりやすい天候や雄大な景色を十分に満喫できた蔵王山登山だった。

次回は快晴の日に再訪し、エメラルドグリーンに輝く御釜の絶景を、この目で見てみたい。

岳温泉へ移動

蔵王山を下山した後は、翌日に登る安達太良山を目指して福島県・岳温泉へ向かった。

途中、道の駅で昼食、地元の食材を使った福島の郷土料理「おばんざい」が自由に楽しめるスタイルで、どれも素朴でやさしい味わいだった。

旅先では、その土地ならではの料理を味わえるのも大きな楽しみの一つ。

安達太良山の様子

前泊した岳温泉の宿を出発し、あだたらロープウェイへ向かった。

前がほとんど見えないほどの濃霧。車は自然と徐行運転になり、これほど濃い霧の中を走るのは初めての経験だった。

ロープウェイ駐車場に到着すると、すでに多くの登山者の車が並んでいる。さすが日本百名山・安達太良山。これだけの濃霧にもかかわらず、多くの登山者が集まっていることに驚かされた。

ロープウェイ乗り場の気温は18℃。ゴンドラに乗り込むと、前方を進むゴンドラが見えないほどの濃霧に包まれた。

「本当に”てんくらA”なのだろうか……」

そんな半信半疑のまま、安達太良山の山頂を目指して歩き始めた。

この時はまだ、この霧の先に爆裂火口の大迫力の景色と、安達太良山のシンボル「乳首」が待っているとは想像もしていなかった。

あだたら山ロープウェイ

あだたら山ロープウェイは、安達太良山の雄大な自然を気軽に体感できる山岳観光スポット。
ゴンドラで一気に標高約1,350メートルへ。

ロープウェイ山頂駅 「あ」の広場

「あだたらやま」の「あ」にフォーカスした新たな不思議モニュメント 「あ」のオブジェ。
様々なサイズの「あ」の文字が散りばめられた「あ」の道を抜けると、 高さ180cmのビックモニュメントと、成長途中の生えかけの「あ」のオブジェが「あ」の広場に現れる。
インスタ映え写真を撮ることが出来る写真スポット。

登山口

ほんとの空の標木

ロープウェイ山頂駅から遊歩道を歩いて5分。高村光太郎著「智恵子抄」の中で、智恵子が言った 「ほんとの空」の記念碑がある。

ほんとの空の標木

薬師岳

薬師岳まで来ると景色が一変。
展望が開け、様々な花も咲き誇っていて気持ちの良い登山道。
花好きにはたまらない山かもしれない。

安達太良山山頂への登山道

週末で人が多い

安達太良山 山頂

山頂付近は強風と寒さ。
今までの暑さが嘘のようで、すぐにカッパを着用した。

安達太良山の山頂は2段構造になっている。

山頂標識や記念碑がある広場と、
その上にある岩峰「乳首」(祠・三角点あり)

厳密な最高地点は岩峰「乳首」へは、梯子と鎖を使って登る必要がある。

この日は立っているのも大変なほどの突風。
ザックを置いて最高地点まで登り、写真だけ撮って早々に退散した。

安達太良山の最高地点「乳首」は狭く、強風時は危険なため、YAMAPでは山頂標識のある広場に到達すると登頂判定になるようだ。

圧巻の爆裂火口

山頂からは鉄山方面へ足を延ばし、爆裂火口へ。
荒々しい火山地形は圧巻!
こちらまで歩いて本当に良かった。
ただ風が吹くと寒く、風が止むと暑い。

スパッツを履いてきたことを暑い時は後悔したが、山頂の寒さでは履いていて安堵した。

当たり前のことだが、登山では脱ぎ着しやすい服装の重要性を改めて実感した。

爆裂火口

携帯トイレブース

途中で携帯トイレブースを利用。
500円で備え付けの携帯トイレセットを購入できる。
今回はそれほど切羽詰まった状況ではなかったが、長時間の登山ではこうした設備が本当にありがたいと感じた。

「てんくらA」は的中

下山はロープウェー乗り場へ向かって緩やかな下り。
急坂ではないものの、延々と続く下りで意外と疲れた。

今回はリハビリ登山として比較的短時間の山を選んだが、十分良いトレーニングになった。

下山時には青空も広がり、たくさんの山の写真を撮影できた

朝の濃霧が嘘のような好天となり、「てんくらA」は見事に的中!!

奥岳登山口へ

奥岳登山口へは2つのルートがあり、馬車道という自動車が通れる整備された砂利道と、近道ではあるが雨天後はぬかるみになってしまう旧道。雨上がりということもあり、我々はドロドロを回避し馬車道を選択した。

安達太良山スキー場

濃霧、強風、青空、そして迫力の爆裂火口。
安達太良山の魅力をたっぷり味わえた一日だった。

おしゃれカフェ

下山後は、岳温泉近くのおしゃれなカフェへ立ち寄り、冷たいアイスコーヒーでひと休み。

朝は寒さを心配して温かい飲み物を持参したものの、山頂を除けば予想以上に暑く、下山する頃には冷たい飲み物が恋しくなっていた。

キンキンに冷えたアイスコーヒーをひと口飲むと、体に冷たさが染みわたり、一気に生き返ったような気分に。
登山後の一杯は格別のおいしさだった。

蔵王温泉「蔵王国際ホテル」

前泊した「蔵王国際ホテル」は、ミルキーブルーの素敵な温泉が魅力

食事も山形ならではの食材を使った料理を堪能でき、お部屋にはマッサージチェアまで完備。

長距離運転の疲れを癒してくれる最高のお宿だった。
 

ホテル外観
ラウンジ
ラウンジ

ラウンジフリードリンク

時間内に自分の好きなタイミングで、暖かい飲み物、冷たい飲み物を自由に選んで、飲むことができる。

お部屋

食事も山形ならではの食材を使った料理を堪能でき、お部屋にはマッサージチェアまで完備。

長距離運転の疲れを癒してくれる最高のお宿だった。

Panasonic EP-MA70

お部屋のウエルカムスイーツ

夕食

食前酒 山形県産白ワイン氷結しぼり

朝食ビュッフェ

公式サイトより転載
公式サイトより転載

硫黄泉100%かけ流しの天然温泉

ホテル自慢の大浴場。

足湯
公式サイトより転載
公式サイトより転載

宿泊プラン

スタンダードプラン やまがた郷土の味覚が満載『蔵王山懐膳』選べる山形牛料理
ジュニアスイート【52㎡ リビング+ベッドルーム、マッサージ機完備】朝夕食付
宿泊料金:ツイン26,400円×2名=52,800円
所在地:山形県山形市蔵王温泉

岳温泉 ながめの館「光雲閣」

小高い山腹に佇む宿からの眺望。

外観

お部屋

一風変わったお食事処で夕食

いちごビール

朝食ブュッフェ

宿泊プラン

夕食メインはやっぱり牛肉!アツアツの鉄板でお肉を☆ディナーメイン国産牛【鉄板焼き】プラン
25,300円×2名×2泊=94,600円
所在地:福島県二本松市岳温泉

マイカーで往復約1,300km

愛知県から蔵王山へ。マイカーで往復約1,300km走ってみた。

蔵王・安達太良山遠征を計画するにあたり、一番悩んだのが移動手段だった。

愛知県から山形県までは片道10時間以上。ChatGPTに相談したところ、「高齢になると長距離のマイカー移動は負担が大きい」「新幹線とレンタカーの組み合わせがおすすめ」という回答だった。

確かにその選択にも納得できる。

私たちが選んだのはマイカー。

3泊4日のトレッキング旅行は、一般的な観光旅行より荷物が多い。登山装備や着替え、雨具、行動食などを積み込むと、それなりの荷物になる。さらに現地では自由に移動したいし、時間を気にせず観光も楽しみたい。

マイカーなら荷物の量を気にする必要がない。車載冷蔵庫も積んでいけるので、旅先で見つけた冷蔵のお土産も気兼ねなく購入できる。

そしてサービスエリアや道の駅に立ち寄りながら、その土地ならではの食べ物や景色を楽しめるのもマイカー旅ならではの魅力。

一番の課題は長時間運転だった。

「二人で交代しながら運転すれば何とかなるだろう」

普段から少し長い距離でも、夫が運転することが多い。

私が交代を申し出ても「大丈夫だから」と言ってそのまま運転を続けてしまう。親切心なのか、私の運転に少し不安があるのかは分からないが、このままでは疲労が一人に集中してしまう。長距離運転では疲れが事故につながる可能性もあり、それだけは避けたかった。

そこで思いついたのが、ノートに運転時間を記録する方法だった。

「どこからどこまで」「何分運転したか」をその都度書き込み、運転時間を見える化した。

これが思いのほか効果的だった。

数字で見えることで、お互いに「次は交代しよう」と自然に話せるようになり、無理なく運転を分担できた。

帰宅後、運転記録をChatGPTで集計してみると、

  • 夫:10時間44分
  • 私:8時間12分

ほぼバランスよく運転を分担できていた。

これから先、山形よりさらに遠い秋田県や青森県への登山遠征も考えている。

長距離ドライブでは、疲労を分散して事故を防ぐことはもちろん、登山当日に体力を残しておくことも大切だ。

運転時間を記録して「見える化」する方法は、とてもシンプルだが効果的だった。これからも、安心して長距離の山旅を楽しむために続けていきたいと思う。

直近で登山者の少ないルートは避ける

登山計画を立てる際、登山ガイドブックを参考にルートを決めた。

登山計画書を提出する前に、実際の様子を知りたくてYAMAPで近年このルートを歩いた人の活動日記を探してみたが、何度探しても最近の記録が見つからなった

今思えば、その時点で気づくべきだった。

ガイドブックではおすすめルートでも、近年は登山者が少なくなっているルートには、それなりの理由がある。

実際に私が歩いた登山道は、崩落個所があり、背丈ほどの笹が茂って周りは見えない状況、他の登山者と一度も遭遇しなかった、もしかしたら熊と遭遇する可能性が高かったかもしれない……。

もちろん、熊鈴や熊スプレーは携行しているが、できることなら熊とは遭遇したくない。

今回の経験から学んだことは、最近の登山記録や登山道の状況も必ず確認したい。

「直近で登山者の少ないルートは避ける。」

安全に山を楽しむための大切な判断基準の一つだと感じた。

登山の水分問題。温度と量は永遠のテーマ

登山のたびに悩むのが、水分をどれくらい持っていくか、そして何℃くらいの飲み物を用意するかということ。

これは私にとって、まさに永遠のテーマだ。

寒いと思えば温かい飲み物を水筒に入れて持っていく。ところが実際に歩いてみると暑くなり、「冷たい水にしておけばよかった」と後悔する。

反対に、思った以上に寒い日に温かい飲み物を持っていないと、体だけでなく気持ちまで落ち込んでしまう。寒い時に温かい飲み物があるという安心感は、登山中のメンタルを支えてくれる大切な存在だと思う。

今回の安達太良山では、その難しさを改めて実感した。

山頂付近は強風が吹き、フリースジャケットの上にレインウェアまで重ね着するほどの寒さ。防寒対策は万全にした。

ところが、下山を始めると状況は一変。標高が下がるにつれて気温はどんどん上昇し、汗ばむほどの暑さに。最後には熱中症になりそうなほどで「冷たい水が飲みたい」と何度も思った。

この経験から、私なりに出した答えは、水分を一種類に決めないこと。

次回からは、

・水筒①……氷をたっぷり入れた冷たい水
・水筒②……温かい飲み物
・予備……ペットボトルの常温の水

という3種類を準備してみようと思う。

荷物は少し増えるが、山の天候は予想以上に変化する。寒さにも暑さにも対応できる準備が、安心して登山を楽しむことにつながるのだと感じた。

おわりに

今回の東北遠征は、蔵王山と安達太良山という二つの名峰を巡る、4日間の山旅となった。

愛知県から東北までの長距離移動、変わりやすい山の天候、濃霧から一転して広がった絶景、そして登山を通して感じた装備や体調管理の大切さ。振り返ると、ただ山頂を目指すだけではなく、多くの学びや発見が詰まった旅だった。

蔵王山では、天候に恵まれず御釜を見ることはできなかったものの、高山らしい景色や自然の雄大さを十分に感じることができた。安達太良山では、濃霧の先に待っていた青空と爆裂火口の迫力ある景色に出会い、山歩きの醍醐味を味わうことができた。

また、長距離ドライブでは運転時間を記録することで無理なく交代でき、水分補給についても「その日の気温や標高に合わせた準備の大切さ」を改めて実感した。

山旅は、計画通りにいかないことも多い。だからこそ、予想外の出来事や小さな失敗も、後から振り返れば大切な思い出になる。

今回見られなかった蔵王の御釜、そしてまだ訪れていない東北の山々。次はどんな景色に出会えるのか楽しみにしながら、これからも安全第一で山旅を続けていきたい。

次回は、快晴の蔵王を訪れ、エメラルドグリーンに輝く御釜の絶景をこの目で見てみたい。

しらたき

最後までお読みくださいましてありがとうございます。
それではハッピーな人生を(^o^)/

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