山梨県にある日本百名山「金峰山」へ
登山とセットでおすすめの宿「川浦温泉 山形館」
翌日「ぶどう狩り」「昇仙峡」へ行き山梨を満喫
愛知県を拠点に日本百名山を巡っている登山愛好家です。専門家ではありませんが、登山記録、山での体験や観光スポットなどを発信中、実際に歩いたコースを紹介しています。
金峰山ついて
金峰山は山梨県と長野県にまたがる日本百名山。
山頂にそびえる「五丈岩」がシンボル。
360℃パノラマが広がり絶景が楽しめる。
初心者でも約2時間半で山頂へ到達できるため連日多くの人でにぎわう。
・金峰山(きんぽうざん・きんぷざん)
・標高 2,599m
・歩行距離 8.3m
・歩行時間 4時間58分(47分の休憩含む)
・累積標高差 のぼり556/くだり555m
・登山口 大弛峠
・駐車場 あり
・トイレ あり
駐車場が少ない
駐車場については事前に「少ない」と聞いていたので不安だったが、無事に停めることができた。舗装された30台ほどの駐車場は満車だったが、その先の林道脇にスペースがありそこに駐車できた。下山してきた午後2時半ごろには半分くらい空いていた。平日に行くと駐車場問題は解決しやすい。



金峰山の様子













大弛小屋
金峰山登山口(大弛峠)にある「大弛小屋」は素泊まり、テント泊が可能(予約制)



また金峰山へいく機会があれば次回は是非ここでテント泊をしたい。
川浦温泉「山形館」について
金峰山登山口の大弛峠からマイカーで約1時間、登山口から近くはないが山梨県まで来たので、武田信玄ゆかりの温泉宿に宿泊した。歴史を感じながらお湯につかれるのも魅力のひとつ。お食事は地元の食材を堪能できる。



山形館の夕食












山形館の朝食

山形館の風呂は最高!
趣のある「信玄公岩風呂」や露天風呂、貸切風呂など、館内で湯めぐりが楽しめる。
お風呂の写真は撮影できないので公式サイトから転載した。





鎌倉時代から伝わる秘湯で、戦国時代には武田信玄公の隠し湯として知られて、信玄公の命により開発された歴史があるそうだ。
ツルタブドウパーク
ツルタブドウパークは、山梨県甲州市にある家族経営のぶどう園で、
昭和40年代から続く長い歴史を持つ農園。
巨峰をはじめとする多品種のぶどうを栽培しており、毎年多くのリピーターが訪れる。
川浦温泉「山形館」よりマイカーで約10分





ツルタブドウパークのこだわり
• 土づくりに力を入れた栽培
ぶどうの味を決めるのは「土」と考え、地力の高い畑づくりを重視。
化学肥料に頼らず、有機肥料を中心に、樹が持つ力を引き出す育て方をしている。
• 草生栽培(草を生やして育てる)を採用
畑の土を守り、ぶどうに適した環境をつくるため、草を生かした栽培方法を行っている。
ぶどうの房は一本の枝につき「1房」と決めて栄養を集中させ、
粒が大きく甘みの強いぶどうになるよう、手間を惜しまない管理を続けている。
ツルタブドウパークのシーズンは
8月下旬〜10月中旬頃まで
日本遺産「昇仙峡」観光
川浦温泉「山形館」からマイカーで約45分の場所にある昇仙峡(しょうせんきょう)は、
山梨県甲府市にある日本を代表する渓谷、山梨を代表する絶景スポット。
奇岩・巨岩が続くダイナミックな景観と、美しい渓流が魅力の観光地。
遊歩道が整備されていて歩きやすく季節ごとに全く違う美しさを楽しめる。
昇仙峡周辺は古くから水晶などの鉱石が採れた地域で、 2020年に日本遺産に認定された。







さいごに
金峰山は瑞牆山方面から縦走することもできるが、体力に自信がない私たちは、迷わず最短ルートとなる大弛峠からのスタートを選択した。
登山を始めて約5年。
正直なところ「体力がついた!」という実感はあまりない。
維持するだけでも必死。
山に行けない日はスポーツジムへ行き、近所をウォーキングしたりと毎日運動を心がけているが、急激に体力が向上するわけではない。だからこそ行けるうちに難易度の高い山にも挑戦したいと思っている。
気温と登山の様子
訪れた日の気温は、朝晩で5℃ほどと冷え込み
日中は12〜15℃と、とても歩きやすい登山日和だった。
登山口(9時頃)の気温は約10℃で少し肌寒く感じたが、歩き始めるとすぐに体が温まり、快適に行動できた。
巨大な岩がそびえる金峰山の山頂
金峰山の山頂に立つと、まず目に飛び込んでくるのが巨大な岩の存在感。
まるで巨人が積み上げたかのような岩がそびえ立ち、自然の造形美とスケールの大きさに圧倒される。思わず立ち止まり、しばらく眺めてしまうほどの迫力。
「初心者向け」と言われるけれど…
金峰山はよく「初心者向けの百名山」と紹介されることが多い。
確かに山頂までであれば危険箇所は少なく、登山初心者でも比較的安心して登れると感じた。
ただし注意したいのはその先。
山頂から鳥居のある奇怪な岩の場所まで足を延ばそうとすると、岩から岩へ飛び移るような場面が出てくる。ここは運動神経やバランス感覚に不安がある人にとっては、少しハードルが高いかもしれない。
「初心者向け」と言っても、どこまで行くかによって難易度は変わる。
自分の体力や経験に合わせて行動範囲を決めることが大切だと感じた。
駐車場・トイレ事情(実体験)
駐車場は事前に「少ない」と聞いていたため少し不安だったが、無事に駐車できた。
・舗装された駐車場(約30台)は満車
・その先の林道脇にスペースがあり、そこに駐車
下山した14時半頃には、逆に駐車場が半分ほど空いていた。
やはり平日の登山は駐車場問題が起きにくいと感じた。
トイレはペーパー完備で、登山口としてはかなり快適。
ちなみにこの場所、ちょうど県境に位置していて、
• トイレ前は「山梨県」
• 林道側は「長野県」
ナビが「山梨県に入りました」と案内する一方で、すぐ隣は長野県という、ちょっと面白い場所だった。
山小屋・テント泊の魅力
登山口の大弛小屋にはテント場があり、
山頂付近には金峰山小屋もある。
次に訪れる機会があれば、
前泊はテント泊 → 山頂付近で山小屋泊
という贅沢なプランで、朝夕の山の表情をじっくり味わってみたい。
登山後のご褒美|川浦温泉・山形館
下山後に泊まったのは、川浦温泉・山形館。
大弛峠から車でおよそ1時間少々の場所にある。
ここは武田信玄ゆかりの温泉として知られ、歴史を感じながらゆっくり湯につかれるのが魅力。
夕食・朝食ともに品数が豊富でどれも美味しく、お風呂も最高だった。
宿泊料金は部屋にもよるが1人約2万円。
この内容を考えると、正直かなりお得。
登山の疲れを癒すには、これ以上ない宿だった。
まとめ
自然が作り出した巨大な岩の迫力、適度な達成感。
金峰山は「初心者向け」と言われつつも、自分の選択次第で難易度を調整できる山だった。
体力に自信がなくても、工夫しながら登山を続けていけば、こんな素晴らしい景色に出会える。
また季節を変えて、ぜひ再訪したい一座。
しらたき最後までお読みくださいましてありがとうございます。
それではまたハッピーな人生を(^O^)/


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